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生活習慣病コラム

夏は尿酸値に要注意?高尿酸血症と水分不足の関係

生活習慣病コラム

2026/08/01 10:57 生活習慣病コラム

こんにちは。

浜松・豊橋市のパーソナルトレーニングジム

S-pace【エスペース】です。

 

 

夏になると、汗をかく量が増えます。

外で仕事をする人、ゴルフやランニングを楽しむ人はもちろん、

冷房の効いた室内で過ごしていても、

気づかないうちに体の水分が失われることがあります。

 

健康診断で尿酸値の高さを指摘されたことがある人にとって、

この夏の水分不足は見過ごせないポイントです。

 

「痛風はビールを飲む人の病気」

「痛くなっていないから大丈夫」

 

と思っている人もいるかもしれません。

 

しかし、尿酸値にはお酒や食事だけでなく、

体重、運動の強さ、腎臓の働き、水分のとり方など、

さまざまなものが関係しています。

 

今回は、高尿酸血症と夏の水分不足の関係を、

一般の方にもわかりやすくお伝えします。

 

 


 

そもそも「高尿酸血症」とは?

 

高尿酸血症とは、血液の中にある尿酸が増えすぎた状態です。

血液検査で尿酸値が7.0mg/dLを超えると、高尿酸血症と判断されます。

 

尿酸値が高いだけでは、ほとんどの場合、

痛みやだるさなどの自覚症状はありません。

 

そのため、健康診断で指摘されても、

「体調は悪くないから大丈夫」

「まだ痛風にはなっていない」

「少しくらい高くても問題ないだろう」

 

と、そのままにしてしまう人も少なくありません。

 

しかし、尿酸値が高い状態が続くと、

尿酸が結晶となって関節などにたまり、

強い炎症を起こすことがあります。

 

これが痛風発作です。

 

特に足の親指のつけ根に起こりやすく、

足首、足の甲、膝、手首などに出ることもあります。

 

また、高尿酸血症は痛風だけでなく、

尿路結石や腎臓の障害とも関係します。

 

肥満、高血圧、脂質異常症、高血糖などを一緒に抱えている人も多いため、

痛みがない段階から生活を見直すことが大切です。

 

 


 

なぜ夏の水分不足に注意が必要なの?

 

尿酸は、体の中で作られたあと、

主に腎臓を通って尿と一緒に体の外へ出されます。

 

つまり、尿酸をためこまないためには、

腎臓が働き、尿として出せる状態を保つことが重要です。

 

ところが夏は、汗によって体の水分が失われやすくなります。

 

水分を十分に補わないまま過ごすと、

尿の量が少なくなり、尿酸を排出しにくい状態につながる可能性があります。

 

脱水が進むと、腎臓へ流れる血液が減り、腎臓の働きに負担をかけることもあります。

 

特に注意したいのは、

・暑い屋外で長時間過ごす人

・汗をたくさんかく仕事をしている人

・ゴルフやランニングなどを行う人

・水分をあまりとらない人

・のどが渇いてから一気に飲む人

・お酒を水分補給の代わりにしている人

などです。

 

夏は「汗をかいていること」には気づいていても、

実際にどのくらい水分が減っているかまでは分かりにくいものです。

 

のどが渇く前から、こまめに水分をとることがすすめられています。

 

 


 

ビールを飲めば水分補給になる?

 

暑い日に飲むビールを楽しみにしている人も多いと思います。

ただし、ビールやチューハイなどのお酒を、

水分補給の代わりにすることはできません。

 

アルコールには尿の量を増やし、

体の水分を外へ出しやすくする働きがあります。

 

そのため、アルコール飲料は水分補給には適していません。

 

また、高尿酸血症というと「ビールのプリン体が原因」と考えられがちですが、

注意が必要なのはビールだけではありません。

 

アルコールそのものに尿酸値を高くする働きがあるため、

焼酎、ウイスキー、ワインなどでも、飲みすぎれば影響します。

「低プリン体のビールだから安心」

「焼酎なら大丈夫」

というわけではないということです。

 

お酒を飲む日は、お酒とは別に水をとることが大切です。

飲酒量そのものも見直しながら、脱水を重ねないようにしましょう。

 

 

 

 


 

甘い飲み物にも気をつけましょう

 

夏は、ジュース、炭酸飲料、甘いカフェドリンクなどを飲む機会も増えやすくなります。

冷たくて飲みやすいため、水分をとった気になりやすいのですが、

甘い飲み物やジュースのとりすぎは、高尿酸血症を防ぐうえでも注意が必要です。

 

厚生労働省の情報でも、高尿酸血症の予防として甘い飲み物やジュースを控えることが挙げられています。

 

普段の水分補給は、水など糖分を多く含まない飲み物を中心にしましょう。

 

屋外で長時間運動したときや、大量に汗をかいたときは、

水分だけでなく塩分の補給が必要になる場合もあります。

 

ただし、通常の生活で甘いスポーツドリンクを何本も飲み続けると、

糖分をとりすぎることもあります。

 

「何を飲むか」だけでなく、

運動量、汗の量、過ごしている環境に合わせて選ぶことが大切です。

 

 


 

一度にたくさん飲むより、こまめにとる

 

水分補給は、のどがカラカラになってから一気に飲むよりも、

日中に分けてとるほうが続けやすくなります。

 

脱水や熱中症を防ぐため、のどが渇く前からこまめに水分をとるよう案内しています。

 

たとえば、

朝起きたとき。

出勤や外出の前。

仕事の休憩中。

運動を始める前。

運動中や運動後。

入浴の前後。

 

このように、生活の中で飲むタイミングを決めておくと、

忘れにくくなります。

 

特に仕事に集中している人や、ゴルフ・スポーツ中の人は、

のどの渇きを感じるまで水分をとらないことがあります。

 

手元に飲み物を用意して、意識的に補給することが大切です。

 

ただし、心臓や腎臓の病気などで水分量について医師から指示を受けている方は、

その指示を優先してください。

 

 


 

食事は「プリン体だけ」を見ればいい?

 

高尿酸血症では、レバー、白子、一部の干物など、

プリン体を多く含む食べ物のとりすぎに注意が必要です。

 

だからといって、特定の食品だけを避ければよいわけではありません。

 

食事量が多い、体重が増えている、野菜が少ない、

飲酒量が多いといった生活全体の積み重ねも関係します。

 

高尿酸血症は、肥満やメタボリックシンドローム、

高血圧などを一緒に抱えやすいことも分かっています。

 

夏は、バーベキュー、焼き肉、飲み会などが増える時期です。

 

肉料理やお酒が重なる日に、さらに水分が不足すると、

体への負担も大きくなりやすくなります。

 

食事では、

・肉や魚だけに偏らない

・野菜や豆類なども組み合わせる

・食べすぎない

・甘い飲み物を重ねない

・お酒とは別に水をとる

といった基本を意識しましょう。

 

野菜、果物、豆類、全粒穀類などをバランスよく食べることも、

高尿酸血症の予防としてすすめられています。

 

 


 

運動はしたほうがいい?休んだほうがいい?

 

体重管理や生活習慣の改善には、適度な運動が役立ちます。

高尿酸血症の人には、ウォーキングなどの軽い有酸素運動がすすめられています。

 

ただし、「汗をたくさんかけば尿酸も出る」と考えて、

暑い中で無理に追い込むのはおすすめできません。

 

尿酸は汗からたくさん出るわけではなく、主に尿から排出されます。

また、激しい運動や強度の高い無酸素運動は、かえって尿酸値を上げることがあります。

 

特に夏は、暑さと大量の発汗が重なるため、
 

・涼しい時間帯を選ぶ。

・運動前から水分をとる。

・途中で休憩する。

・体調が悪い日は無理をしない。

・運動後も水分と休息をとる。

 

といった調整が必要です。

 

 

運動は、強ければ強いほど健康に良いわけではありません。続けられる強さで、体調に合わせて行うことが大切です。

 

 

 

 


 

尿酸値が高くても、痛みがなければ大丈夫?

 

高尿酸血症で気をつけたいのは、

痛風発作が起こるまで自覚症状がほとんどないことです。

 

健康診断で数値を指摘された段階では、

普段どおりに生活できる人が多いため、見直しが後回しになりやすくなります。

 

しかし、尿酸値が高い状態が続けば、

痛風や尿路結石、腎臓への負担につながる可能性があります。

 

足の親指のつけ根や足首などが急に赤く腫れ、強く痛む場合は、

自己判断で運動やストレッチをせず、医療機関へ相談してください。

 

また、健康診断で尿酸値が7.0mg/dLを超えている、

以前より数値が上がっている、腎臓・血圧・血糖などの数値も指摘されている場合も、

放置せずに医師へ相談することが大切です。

 

すでに薬を飲んでいる人は、

痛みがないからといって自己判断で中止しないようにしましょう。

 

 


 

夏の尿酸対策は「飲む・整える・無理をしない」

 

夏の高尿酸対策は、特別な食品を食べたり、

急に激しい運動を始めたりすることではありません。

 

まずは、

のどが渇く前に水分をとる。

お酒を水分補給の代わりにしない。

甘い飲み物を重ねない。

食べすぎや飲みすぎを続けない。

運動は無理のない強さで行う。

 

こうした毎日の小さな習慣が大切です。

 

S-pace(エスペース)では、運動だけを頑張るのではなく、

食事、水分補給、体重管理、休養なども含めて、生活全体を整えることを大切にしています。

 

健康診断で尿酸値を指摘された方や、

夏になると体調を崩しやすい方は、「痛くなってから」ではなく、

今の段階から生活を見直してみましょう。

 

夏を元気に過ごすためにも、まずは手元の一杯から。

こまめな水分補給と、無理のない体づくりを始めることが大切です。

 

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